この記事は前回記事の続編ですので、まずはそちらをお読みになっていただければよりわかりやすいかと思います。相変わらず何のオチもないただの回顧録ですが、酔狂なお方はお読みくださいませ♪
では、続きを書きます。
前回の記事で書いたように、クライアントから案内された文字単価3円という高単価(?)に恐れおののき、せっかく頂いた仕事の打診を断ってしまった背景には、実を言うともう1つ大きな理由があった。
その専門記事のテーマは私の前職に関わる内容だったのだが、私が子育てのためにその仕事から離れてから実に25年もの年月が経っていたのだ。
いくらある程度の実務経験と専門知識を有していると言っても、四半世紀も経てばその知識は何の役にも立たない。ましてや、その間にどの業界でもIT化が目まぐるしく進んでいる状況ではなおさらだ。
しかし断りを入れた1週間後、一度はそれを了承したクライアントから再びその仕事についての打診があった。
「テストライティングだけでも受けてみませんか?」
メッセージにはそう書いてあった。
……私なんぞに2度も打診してくるとは、よほど書いてくれる人材にこと欠いているに違いない……
と思わざるを得なかった。
こんな時、普通の人なら「チャンス到来!」と喜ぶところなのだろう。しかし私はそうは思わなかった。
「こんなブランクが大きいおばちゃんにそんな依頼をしても知らんぞ?」という気持ちの方が強かったので本当に困ったのだ。
けれども、2度も打診されたということは、私が(なぜか)そのクライアントにある程度必要とされているからに違いない。それなら無碍に断るのも失礼だろう。とも思った。
そんなわけで、とりあえずテストライティングだけは受けてみようか。と思い直し、その旨を先方にお伝えした。
通常ならテストライティングは1記事で合否の判定が行われると経験上わかっていた。だからそのつもりで心の準備をしていた。
ところが、実際に直接依頼が来てみたら、なぜかエスクローされた金額がおかしい。明らかに最初に提示された金額の2倍が仮入金されていたのだ。
「え?エスクロ―の金額間違えてない?」と思い、もう一度ちゃんと依頼の内容を見て仰天した。
そこには、「2記事〇円」と書いてあったのだ。( ゚Д゚)
うそでしょぉぉぉ?!1記事じゃなかったのぉぉぉ??(@ ̄□ ̄@;)!!
……おそらく意識が高い同業者の皆様にはその時の私の気持ちは到底お分かりいただけるまい。
けれども、一度エスクローされた以上は最後まで与えられた任務を完遂するしかない。
かくして、不安指数150%という大変困惑した状況の中、化石化した昔の業務知識を総動員しての記事執筆が始まった。
……このまま書き続けると読むのが困難なほどの長文になるため、ここでまた切ります。続きはまた次回ということで。
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